3D(3次元)測量事業3D Surveying
使用機材
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①現地SCAN
現地にて、レーザースキャンを10~20m間隔で行い、3次元点群データを取得します。
レーザースキャナーとは、スキャナーから照射されたレーザーによって、対象物の空間位置情報を取得する計測です。安全に離れた位置から非接触、ノンプリズムで大量点群データを取得できます。 従来の「単点」の測量ではなく、ごく短時間に大量かつ「面」的な「3次元空間の点群座標」を取得する計測技術です。 -
②データ解析
現地にて、取得した3次元点群データの結合・X・Y・Z座標付与・ノイズ処理等を行います。
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③成果品
UAVにて作成した3次元点群データと同様に、3次元点群データを3D点群処理システムで読み込むことで、3次元点群データ内のウォークスルー・等高線作成・土量計算等を行うことが可能です。
しかし、地上からのスキャンのため、地上から視通が通らない部分は、点群データを作成することができません。そこで、前記していますUAVと併用することにより、詳細な3次元点群データの作成が可能となります。
3次元点群データを作成することにより、机上にて現地のX・Y・Z座標・幅員・接道距離・境界の確認を行うことが可能となります。また、歴史的建造物の3次元点群データを作成することにより、再建・復元・保護などを行うことも可能となります。
機材使用例
(公共事業)
○防災危機管理関係(3Dスキャン・赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 人命・財産の保護の観点から災害前の空撮ビデオ・写真により周辺の危険箇所の把握 →避難準備・避難勧告・避難指示
- 土砂災害危険区域の事前調査
- 浸水想定区域の事前調査
- 災害時避難誘導
○都市整備部関係
(3Dスキャン・赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 建築物の劣化状況の把握
- 地積事業における膨大な境界点の活用
- 危険家屋の把握
○土木関係(3Dスキャン・ドローン・測量機)
- 法定外公共物等の位置のオルソ画像によるデータ利用
- 橋脚及び橋脚裏の保全・点検
- 増水時の氾濫危険箇所の把握
○農林関係(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 鳥獣被害による鳥獣の巣の発見及び行動の動向
- 農作物の管理
- 農薬散布
○環境保全関係(3Dスキャン・ドローン・測量機)
- 風力発電ブレードの赤外線撮影による点検
- 大気汚染の調査
○観光商工関係(3Dスキャン・ドローン)
- 観光地(離島を含む)のプロモーションビデオを作成し、ホームページにアップ
- 観光情報(イベント)の発信
○学校教育関係(高感度カメラ搭載ドローン)
- 通学時危険箇所・状況の把握
- 小中学校空撮記念写真、空撮ビデオ
○水道事業関係(3Dスキャン・赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン・測量機)
- ダム等コンクリート壁の点検
○消防救急関係(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 事故等現場の早期状況把握
- 高齢者・認知症者の捜索
○医療関係(ドローン)
- 緊急時、離島への薬剤の搬送
○文化財保護(3Dスキャン)
- 歴史的建築物等の3次元点群データ保存
(民間事業)
- 宅地造成開発計画・災害現場等のオルソ画像作成(3Dスキャン・赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 精密機器設計のサポート(3Dスキャン)
- 住宅再生イノベーションのサポート(3Dスキャン)
- ビル等外壁劣化の保守・点検(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 風力発電ブレードの点検(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 猪・猿・鹿・スズメバチの発見及び駆除(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 新築建物の空撮記念写真・ビデオ撮影(高感度カメラ搭載ドローン)
- 各種イベントへの使用