ドローン(UAV)事業Drone
使用機材
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①Mavic pro(DJI社製)
コンパクトかつパワフルな機体のため、小規模現場の空撮・3次元データ・オルソ画像の作成に飛行します。また、中規模~大規模現場・市街地・住宅街のデモ飛行も行います。
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②Inspire2(DJI社製)
画像処理システムがアップグレードされ、最大6Kの動画を撮影できます。さらに、Zenmuse X7との併用で、5.2Kの動画を撮影でき、自己発熱技術で低温環境下での飛行も行います。
中規模~大規模現場の空撮・3次元データ・オルソ画像の作成に飛行します。 -
③MATRICE 210 RTK
17インチプロペラと高性能モーターの組み合わせで、安定して飛行できます。氷点下での飛行中も自動でバッテリーを温め、密閉型の防滴設計で悪天候にも強く、さまざまな環境下で飛ばせます。
また、Zenmuse XT Advanced Radiometryカメラ(赤外線カメラ)を搭載することにより、微妙な温度差を可視化することで肉眼ではみえない世界のリアリティをあらわにします。この新しい世界の見方を活用すれば、機器や建物の破損を見つけ出したり、ソーラーパネル検査を行ったり、行方不明になった人を発見するなど、さまざまなことが可能になります。
作業内容
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①画像選別
UAVにて撮影した画像は、ピンボケ等しているものがあります。ピンボケ等している不鮮明な画像を使用すると、後に行う画像解析処理の精度が悪くなるため、
画像の選別を行います。 -
②画像解析処理
撮影画像に、現地測量したX・Y・Z座標を付与し画像解析処理を行うことにより、世界測地系の3次元点群データ・オルソ画像の作成を行います。 画像解析処理を行う際、3次元点群データを密(データ容量:大)に作成したり、粗く(データ容量:小)作成することが可能です。
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③成果品
作成した3次元点群データを3D点群処理システムで読み込むことで、3次元点群データ内のウォークスルー・等高線作成・土量計算等を行うことが可能です。
しかし、上空からの撮影のため、上空から陰になっている部分は、点群データを作成することができません。そこで、後記していますレーザースキャナーと併用することにより、詳細な3次元点群データの作成が可能となります。
(左)3次元点群データ
(下)オルソ画像
機材使用例
(公共事業)
○防災危機管理関係(3Dスキャン・赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 人命・財産の保護の観点から災害前の空撮ビデオ・写真により周辺の危険箇所の把握 →避難準備・避難勧告・避難指示
- 土砂災害危険区域の事前調査
- 浸水想定区域の事前調査
- 災害時避難誘導
○都市整備部関係
(3Dスキャン・赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 建築物の劣化状況の把握
- 地積事業における膨大な境界点の活用
- 危険家屋の把握
○土木関係(3Dスキャン・ドローン・測量機)
- 法定外公共物等の位置のオルソ画像によるデータ利用
- 橋脚及び橋脚裏の保全・点検
- 増水時の氾濫危険箇所の把握
○農林関係(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 鳥獣被害による鳥獣の巣の発見及び行動の動向
- 農作物の管理
- 農薬散布
○環境保全関係(3Dスキャン・ドローン・測量機)
- 風力発電ブレードの赤外線撮影による点検
- 大気汚染の調査
○観光商工関係(3Dスキャン・ドローン)
- 観光地(離島を含む)のプロモーションビデオを作成し、ホームページにアップ
- 観光情報(イベント)の発信
○学校教育関係(高感度カメラ搭載ドローン)
- 通学時危険箇所・状況の把握
- 小中学校空撮記念写真、空撮ビデオ
○水道事業関係(3Dスキャン・赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン・測量機)
- ダム等コンクリート壁の点検
○消防救急関係(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 事故等現場の早期状況把握
- 高齢者・認知症者の捜索
○医療関係(ドローン)
- 緊急時、離島への薬剤の搬送
○文化財保護(3Dスキャン)
- 歴史的建築物等の3次元点群データ保存
(民間事業)
- 宅地造成開発計画・災害現場等のオルソ画像作成(3Dスキャン・赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 精密機器設計のサポート(3Dスキャン)
- 住宅再生イノベーションのサポート(3Dスキャン)
- ビル等外壁劣化の保守・点検(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 風力発電ブレードの点検(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 猪・猿・鹿・スズメバチの発見及び駆除(赤外線及び高感度カメラ搭載ドローン)
- 新築建物の空撮記念写真・ビデオ撮影(高感度カメラ搭載ドローン)
- 各種イベントへの使用